市川染五郎、“美少年”と絶賛されるも「自分では思わない」

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歌舞伎俳優の十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎が23日、日本橋高島屋で開催される開店90年特別企画『松本幸四郎家 高麗屋展 松本白鸚・松本幸四郎・市川染五郎 -世代をこえて継がれる、ひとつの絆-』プレス内覧会に参加した。17歳で、その端麗な容姿がたびたび注目を浴びる染五郎は「自分では思わないので不思議。どこがかな、と思いますが言っていただけるのはありがたい」と恐縮した。
 これに父・幸四郎は「いろんなところで声をかけていただいたり、そういう声もあったりして、まだまだこれからいろんな刺激と経験をたくさんしてもらいたい」と期待。まもなく18歳の誕生日を迎えるが、今一番ほしいものを聞かれると「車」と回答する染五郎に、幸四郎は「まずは免許ですね。トミカだったら6台くらい買ってあげてもいい」と苦笑した。
 同展では2人の父・祖父にあたる松本白鸚と、幸四郎、染五郎の高麗屋3世代による舞台衣裳、写真、映像展示、高麗屋に受け継がれる逸品などを特別展示。さらに、注目は染五郎が高麗屋代々の当たり役『勧進帳』の武蔵坊弁慶への想いを込めて実際に描いた6×8メートルの力強い作品。「展示やライティングまでミリ単位で調整して作らせていただいたので個人的には思いをかけたエリアです」とこだわりを明かす。
 幸四郎は「こうして歴史を振り返るといういい機会でもありました。先人を敬って、新たに進化させていくことが自分の役目。まずその思いでこれからも日々、新たな歴史を作れるように努めていきたい」と背筋をただし、染五郎も「『高麗屋』という内の歴史を振り返る機会をいただけてありがたい。振り返った方に走るのではなく、振り返ってこんなすごい人たちがうちにはいたんだ、と自分に染み込ませ、前に掲げて前に走っていきたい」と意気込んでいた。