古谷敏、ニセウルトラマン戦の“チョップで痛がる”あの名シーン裏話を告白「完璧なNGですよ」

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『ウルトラマン』でウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏(78)が3日、都内で行われた庵野秀明セレクション『ウルトラマン』4K特別上映のトークショーに参加した。
 この企画は、庵野秀明氏が企画・脚本を手がけ、斎藤工が主演した『シン・ウルトラマン』(樋口真嗣監督)のヒットを記念しての上映。この上映イベントでは、本作の企画・脚本を務める庵野氏が、『ウルトラマン』(1966年)からセレクトした4エピソードを、映画館の巨大スクリーンおよび迫力の4K映像でお楽しめる、ファン垂涎の企画。『シン・ウルトラマン』を観る前・観た後に庵野秀明セレクションもあわせて観ると、両者の世界をより深く楽しむことができる。
 第18話「遊星から来た兄弟」は『シン・ウルトラマン』でも登場したザラブ星人との戦いが描かれる。“チョップで痛がるウルトラマン”というシーンついて、古谷は「ただただ痛かったです」と苦笑い。寸止めを狙ったが、あまり組まない相手役だったこともあり、強化FRPを全力でチョップ。強化FRPが粉々に砕け散ったところまで見えるシーンとなっている。「人間的な動きはダメだよ」という注意を受けた直後に起きてしまったそうで「完璧なNG。でも、頑なに高野(宏一)さんが出しました」と秘話を語った。
 また、にせウルトラマンと対峙したことで「この感じだと僕のウルトラマンは違う。ウルトラマン役は他の人にやらせてはいけないんだと感じました。覚悟を決めました」と当時の心境を思い返していた。