井上尚弥、“現王者”フルトンに静かな闘志 フルトン戦攻略を自己分析「パワーでは負けてない」

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前世界4団体バンタム級統一王者、現WBC・WBOスーパーバンタム級1位の井上尚弥が6日、都内で会見を開き、5日7日に横浜アリーナでWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・スティーブン・フルトン(アメリカ)とのタイトルマッチ(12R)が決定したと正式発表した。
 井上は、大橋ボクシングジム所属で、通算成績:24戦24勝(21KO)無敗。3団体のバンタム王者だった井上は、昨年12月に世界ボクシング機構(WBO)同級王者のポール・バトラーを下し、日本人初の主要4団体統一王者となった。今年1月には、全王座の返上と1階級上のスーパーバンタム級転向を表明した。
 転級初戦を「さらなる挑戦、かつてない挑戦」とした井上は、「自分自身、過去最大のモチベーションでトレーニングに励んでいける。チャンピオンであるフルトン選手は、自分のボクシングをしっかりと持って戦う選手。そこを自分がどう攻略していくかがキーとなる」と言葉に力を込める。
 スーパーバンタム級に対して「骨格や体格をオーバーしていく階級だと思うので少し不安はある」と本音をのぞかせつつも「体は作れている」と回答。対戦相手のフルトンには「まずパワーでは負けていない。一瞬のスピードでも自分が上」と冷静に分析した。
 王者のフルトンは、PREMIER BOXING CHAMPIONS所属で、通算成績:21戦(8KO)無敗。12歳からボクシングを始め、数々のアマチュアタイトルを獲得し、14年にプロデビュー。21年1月にアンジェロ・レオを下し、WBO世界スーパーバンタム級王座を獲得。同年11月にブランドン・フィゲロアに勝利し、WBX・WBO世界スーパーバンタム級王座を統一した。
 同大会は『NTTドコモ Presents WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ スティーブ・フルトン vs 井上尚弥 -streaming on Lemino-』と題して開催され、NTTドコモの映像配信プラットフォーム『Lemino(レミノ)』(4月12日サービス開始)で独占無料生配信も決定した。