「英国史上最大」 郵便会社冤罪事件で自殺者13人、公的調査で報告 富士通の会計システムに欠陥

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ロイター映像ニュース

富士通の会計システムの欠陥に関連する英郵便事業者「ポストオフィス」の冤罪事件を巡り、7月8日に公的調査の結果が発表された。事件が原因で13人が自殺に追い込まれたほか、多くの人々が破産や疾病などに苦しんでいる実態が明らかになった。この事件は英国史上最悪の冤罪事件のひとつとされる。同社は2000年から13年にかけて、不正経理などの罪で郵便窓口業務を請け負う個人事業者約1000人を起訴したが、帳簿で金額が不足していたのは会計システムの欠陥が原因だったことが分かった。昨年放送されたテレビドラマを契機に国民の怒りが広がり、有罪判決を受けた人々の名誉回復に向けた法整備が進められている。