「致死率100%」アフリカ豚熱が拡大 家畜守る最前線にビーグル犬

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朝日新聞社

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 致死率ほぼ100%の豚の伝染病「アフリカ豚熱」(ASF)に検疫当局が神経をとがらせている。2018年に中国で確認された後、日本周辺のほぼ全域に拡大。国内への侵入を許せば、養豚業への影響は計り知れず、水際対策が強化される中、最前線で活動するのは犬たちだ。
 春節(旧正月)の大型連休中だった1月末、福岡空港の国際線ターミナルの手荷物受取所は多くの外国人観光客らでにぎわっていた。ターンテーブルに次々と荷物が流れる。その周りで動植物検疫探知犬、ビーグルのジロウ(オス、8歳)が鼻を利かせていた。