【独自】万博でスロバキアがパビリオン「タイプウッド」への移行を視野に検討 準備が間に合わない可能性があり

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MBSニュース

大阪・関西万博でスロバキアが「タイプ・ウッド」への移行を検討していることがわかりました。
 6月25日26日と行なわれているIPM(国際参加者会議)。万博に参加する約160の国と地域などが出席しています。
 一方、各国の担当者からは、パビリオンの運営方法や建設スケジュールなどについて不安な声が上がっています。
 (リベリア・Juli Endeeさん)「まだ内装業者の契約が決まっていません。業者を雇うか国のチームと話しあわないといけない」
 関係者によりますと、スロバキアは開幕までに準備が間に合わない可能性があることから、独自で建設する「タイプA」パビリオンでの参加断念を検討しているということです。代替案として協会が用意した建物を複数国で利用する「タイプC」を提案されたものの、大きさが不十分だとして、「タイプウッド」への移行を視野に検討しているということです。
 「タイプウッド」は、大阪府木材連合会が提案している開幕までの完成を可能とするパッケージプランですが、連合会はこれまで参加国から正式な依頼を受けていないということです。
 また、インドとイランも自国でパビリオンを建てることを断念して、簡易型の「タイプX」への移行を検討しているといいます。
 さらに建設業者が決まっても、協会が各国に求める「10月までの建物完成」に遅れが出ると不安視する国も。
 (インドネシアパビリオン建設担当者)「(会場の夢洲は)埋立地ですので地盤が弱いです。梅雨みたいに雨が降ると水たまりがなかなか引かない状況で、ポンプで水を引き上げながら工事をするということが起こっていますね。できるかぎり大きな重機を使う工事は10月末くらいまでに終えるように努力はしますけれども、(11月以降も)イレギュラー的に大きな重機を伴うような工事も出てくると思います」
 課題山積の万博。来年4月の開幕に向けてギリギリの作業が続きます。