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※ 視聴回数は1日1回更新されます。「FIFISH E-GO」は産業用に作られた多機能な水中ドローンだ。AIが搭載されており、映像の濁りやノイズを自動除去したり、ターゲットロックで自動撮影したりできる。流体力学を取り入れて設計された、スタイリッシュなボディも特徴だ。
サメにインスピレーションを受けたスタイリッシュなボディ
「FIFISH E-GO」は産業用に使える、多機能水中ドローンだ。
最大3ノットで航行可能。6つのスラスターがボディを制御し、360°あらゆる角度で撮影ができる。最大深度は100m。
ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)にインスピレーションを受けて設計されたボディは、流体力学を取り入れている。水中での推進力を高め、細やかな操作が可能になるという。
大きさは430×345×170 mm。耐久性を高めるため、精密機械が集まるコアタンクは耐圧性、耐腐食性、耐結晶性に優れた一体成型のアルミニウム合金素材でできている。
メンテナンスがしやすいように、モーター、カメラ、LEDライト、バッテリーの各モジュールは付け外ししやすい設計。
アプリ「FIFISH APP」を使うと、タッチ操作でドローンを操作でき、映像の確認もできる。
高解像度撮影が可能
1/1.8インチの大型センサーを搭載し、4K/30fpsのビデオ撮影と、RAW形式の写真撮影ができる。
水上166°、水中146°の魚眼レンズを搭載。また、最短10cmのクローズアップフォーカスに対応しており、濁った水中でも細部まで映像に捉えられるとしている。
このほか、5,000ルーメンのLEDライトを2基搭載しており、暗い水中を明るく照らせる。
撮影した映像は本体に取り付けたmicroSDカードに保存される。キャップを取り外すだけですぐに付け外しができるため、容量がいっぱいになっても素早く交換して、作業を続けられる。
AIを使った映像補正・測量機能
水中での撮影や作業を便利にする、AI技術を使った様々な機能が搭載されている。
・水中映像のかすみやノイズの除去、コントラストや色補正を自動で調整
・独自の映像AIアルゴリズムで浮遊している小さいゴミなどの濁りを自動で除去
・ターゲットをロックし距離を自動で保ちながら撮影し続ける
・AIによる画像解析で、映像内の魚を識別して数をカウント(今後アップデートにて実装予定)
このほか、AIをベースにした水中安定化システム FIFISH Q-Steady 3.0を搭載している。水流があっても機体を自動で制御し、安定させられるという。
デュアルバッテリー&高い拡張性
2つのバッテリーを装備できる。稼働中でも片側ずつ交換すればシャットダウンの必要はない。バッテリーは50分で90%充電可能。最長4時間(ホバリング4時間/フルスピード1時間)稼働する。
「FIFISH E-GO」はオプションパーツ取り付けにより、機能を拡張できる。本体にパーツの取り付けポートが2つあり、別売の「Qインターフェース拡張ドック」を取り付ければ、最大6つのパーツを取り付け可能。ロボットアームやソナー、ウォーターサンプラーなど最大5kgの様々なオプションを取り付けて、水中作業ができる。
このほか、オプションを付けるとARを使って長さや面積の測定が可能になる。
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技術の力で水中作業がもっと快適に。