視聴回数843,831回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。「NOS-DX1000」はソニーが開発した「におい」を射出する装置。
においや香りは室内にこもりやすく、香りが混ざりやすいために、においの切替が課題。この装置は大きな設備を必要とせず、においの切替が可能。
医療や研究機関、自治体などでの導入を想定している。嗅覚測定は認知症の早期発見につながるとも言われる。
最新技術でにおいを分析
▼使い方
1.被験者は本体に鼻を合わせる
2.どんなにおいがしたかを測定者はタブレットに入力する
3.嗅覚測定の結果が表示・記録される
強いにおいの素を使用した場合にも、漏れを抑制し、多数のにおいを手軽に制御するテンソルバルブテクノロジーと呼ばれる高気密カートリッジ技術を採用している。
タブレット上で提示したいにおいを選択するだけで、すぐに提示できる。鼻からの距離や、提示される時間を一定にすることで、正確で安定した提示が可能となる。測定する施設や、測定者が異なる場合でも、測定結果の比較検討がスムーズだという。
専用アプリで、測定結果を簡単に記録・比較して表示し分析できる。Wi-Fiや二次元コード、USB接続、バーコードリーダー(オプション品)などで測定結果を転送や、Bluetoothプリンター(オプション品)で感熱紙へ出力も可能。
各パーツは無臭かつ環境に配慮した新素材を採用しており地球にやさしい。また、消耗品の専用カートリッジの部品の一部にも再生材利用率最大99%の難燃性再生プラスチックSORPLASを使用。
大きさは約37.4 × 37.8 × 25.3cm、重さは約5.2kg。電源は12V、消費電力は最大約6W。
今後は医療機関・研究機関・自治体などにおける嗅覚測定や嗅覚トレーニング、においサンプルの確認や検証など、においにまつわる研究や測定をDX化することが期待されている。鼻科・神経内科等の研究への貢献もめざしているという。
・ ・ ・
ソニーのアロマの研究が、幅広い用途で活躍するかも?