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※ 視聴回数は1日1回更新されます。エストニアのClevonは、自律走行可能な自動運転ロボット「CLEVON 1」を開発した。中型サイズで、大きな荷物の搬送や複数個の配達が可能。すでに欧州の一部地域では、試験的に導入されているという。
大小さまざまな荷物に対応
「CLEVON 1」は、オペレーターが車両に取り付けられたカメラやレーダーをもとに遠隔監視を行い、車両だけでは対処できない場合に遠隔操作を行っている。
遠隔操作範囲は8500kmで、最高時速は29km/h。もちろん、公道を安全に走行する為、国が設けた許可基準を優先するとしている。一回の充電で5時間走行可能。
1人のオペレーターが10台の車両を監視できるので、配送ドライバー不足の解消や配送コストの削減が可能になるという。
車両サイズは、軽自動車より小さく、配送用の自動運転ロボットの中では中型クラス。
荷台は、最大6つのロッカーを搭載し1度の走行で複数の配達が可能なマルチボックス型。また、さまざまなサイズの荷物に対応できるカーゴボックス型など、用途に応じて選べる。
荷物を乗せた車両はスマホで位置情報を把握でき、到着前には顧客宛にPINコードが通知される。コードを入力するとロックが解除されて荷物が受け取れる仕組み。
「CLEVON 1」は、すでにDHL Express Estoniaなどの企業と提携し、欧州の一部地域で試験運用され、企業の部品輸送やフードデリバリーサービスなどにも活用されている。
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さまざまな荷物に対応できる配送ロボットが、宅配をもっと手軽で便利なものにする?