「相続か放棄か」家族を犠牲にした父が遺した1000点の絵と1500万円の借金 【ザ・ノンフィクション】

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フジテレビ ドキュメンタリー

「相続放棄」の件数が年々増加している。司法統計によると、2023年に全国の家庭裁判所が受理した件数は、27万5222件。2003年が13万6556件だったため、20年で2倍以上の数になったことになる。
これだけ相続放棄が増加している背景には、高齢者の一人暮らしが増えていることが挙げられるだろう。
親が亡くなった際、財産によっては固定資産税などといった税負担が生じる場合もあり、コストや管理の難しさを理由に相続を放棄するケースが多いという。
そして、別のケースとして考えられるのが、そもそも家族や親族との関係が希薄な人が孤独死したケースだ。
それほど財産を持っていない場合、面倒な手続きをするぐらいなら、相続放棄を選ぶという人も少なくないだろう。
しかし、ある火災をきっかけに、番組制作会社に勤めるテレビディレクター、落合陽介ギフレ(44)に降りかかった相続問題は、少々複雑だった。それは単なるお金だけの問題ではなく、彼の人生にも深くかかわる問題だったためだ。
相続とは何か? 家族とは何か?
同じ会社の先輩ディレクターと後輩である私は、ギフレの心の葛藤にカメラを通して寄り添うことにした。
https://www.fnn.jp/articles/-/794865