佐藤浩市、息子・寛一郎との親子共演を自ら提案 NG連発で「息子に冷ややかな目で…」

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 俳優の佐藤浩市(59)が9日、都内で行われた映画『一度も撃ってません』(4月24日公開)の完成報告会に出席。今作で息子の寛一郎(23)と親子初共演を飾る。本人が照れくさそうに撮影時を振り返るなか、メガホンを取った阪本順治監督は、起用の経緯を明かした。
 阪本監督は「浩市くんと寛一郎と一緒にご飯を食べる機会があった。そのときに浩市くんから『寛一郎を演出すると“親子三代”を演出することになるよ』と。親が言うということは共演OKだなと思いました」と、起用の決め手を紹介。そのほか、豪華なキャスティングも成立させ「寛一郎くんもベテラン勢と芝居を交わすこともないからね」とほほ笑んだ。
 親子初共演について佐藤は「いい意味で息子と最初に一緒にやるというハードルを石橋(蓮司)さんが設定しれくれた。ただ説明セリフが多くて、2、3回ほどNGを出しまして、息子に冷ややかな目で見られました」と懺悔(ざんげ)して、笑わせた。
 共演の桃井かおり(68)が「すごくいいパパ。テレビに映ってる浩市さんは全部、ウソ!」と語るほど、温かい空気だったという撮影現場。18年ぶりに主演を飾った石橋蓮司(78)は「寛一郎と一緒にやれたことで、僕は三國(連太郎)さん、浩市、寛一郎と三世代と共演させてもらった。俺も随分と古くなったな~」と感慨深げだった。
 同作は、理想のハードボイルド小説を極めるために殺しの依頼を受け、その暗殺の状況を取材している“ハードボイルド気取りな小説家”の市川進が、妻や友人を巻き込んだ人生最大の騒動を巻き起こす大人のハードボイルドコメディ。
 会見にはそのほか、大楠道代、岸部一徳、江口洋介、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、渋川清彦、前田亜季、小野武彦が出席した。