奥野壮『ジオウ』チームからまさかの裏切り「犯人は渡邊圭祐ですね!」

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 俳優の奥野壮が6日、都内で『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系、毎週日曜 前9:00)の劇場版『仮面ライダージオウ Over Quartzer』の大ヒット御礼舞台あいさつに参加。ジオ共演陣から、まさかの裏切りに遭った奥野は「ホントによくない!」と劇中さながらの絶叫を挙げた。
 平成仮面ライダーシリーズ第20作記念にして、「平成」最後の作品となった『仮面ライダージオウ』。「王様になりたい」という夢を持つソウゴ(奥野)は、未来からやってきた明光院ゲイツ(押田岳)、ツクヨミ(大幡しえり)、ウォズ(渡邊圭祐)との出会いによって、50年後の世界では、自分が世界を支配する魔王・オーマジオウとなっていることを知った。
 公開から約1週間が経過。奥野は母親から映画を観た感想が来たそう。「壮が成長した姿を画面を通して観ることができてうれしい」と声をかけられたことを明かし「一番、感謝すべき人に、そういう姿を見せられて、うれしかった」と感激していた。
 この日は、主要キャストが奥野へビデオメッセージを寄せた。第一印象について押田は「ジュノンボーイの後輩なんですよ。だからやっぱりライバル視は、すごくあった」と素直に胸のうちを明かした。一方、ジュノンボーイ当時の奥野については「自分にいっぱいいっぱいで見てない」とオチをつけて笑わせた。大幡は「大人っぽいのに『17歳です』って言われて、2個も年下なのって思いました」と振り返る。渡邊は「背筋が伸びた、イジりがいのない好青年」とニヤリとしたが「さわやか。でも、しゃべると責任感がありますね」と感じていたそう。
 さらに、さすが主演だなと感じたことについてもメッセージが。押田は「他人を巻き込む力がある。『ジオウ』にレジェンドの方が戻ってきてくれたのも壮が主演でいて、この『ジオウ』という作品だったら戻りたいという方が多いということ。壮のために、何かしてあげたい。そういう力は主演にふさわしいのかな」と力説。大幡も「物怖じしない。堂々としている。毎回、驚かされます」と絶賛し、渡邊も「王様っぷりを感じられる。最初は好青年だったんですけど、プロデューサーさんは王たる何かを感じ取っていたんでしょう。これからも頑張っていきましょう」と話し、今後の共演も熱望した。
 ただ、最後の一言では「一ノ瀬くん、頑張って!」と映画『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』に出演する一ノ瀬颯を激励。感極まりつつあった奥野だったが「お~い! ホントによくない!」と大絶叫。「途中まで、すごくいいこと言われていたのに…。悲しいよ。犯人は渡邊圭祐ですね。すぐわかりました」と愛のあるイジりをボヤいていた。
 また、1年以上、ソウゴを演じた奥野は「間違いなく自分の中で大きな存在。ソウゴという役は本当に難しかった。ソウゴの言動が理解できないこともたくさんあった。それを理解しとうと取り組んでも『なんだ、これ』となったこともある。役者として悩まされたのは価値のある時間。これから先の役者人生で固まった土台がソウゴを通じてできた」と大きさを語った。最終回まで残り3回。「1年間、僕たちが一生懸命撮ってきた集大成といえるような映画。本編も残り少ないですが、最高のラストが待っています。みなさん、見逃さずに見ていただけたら」と呼びかけた。