北海道内は低気圧の影響で、荒れた天気となっていて、札幌では久しぶりに雪かきをする人の姿が見られました。
北海道内は、1月18日朝までは、大雪や吹雪に注意が必要です。
日の出直前の北海道函館市。
強い風と雪で、一時、視界が悪くなる荒れた天気に。
16日から降った雪の量はわずか4センチほどですが住宅街では、強い風で吹きだまった雪を除雪する人の姿も。
「少ないな~と思って、もう降らないのかなとおもったけど、やっぱり降りました」(函館市民)
「Qきょうの雪ってどう重い?」
「あまり重くはないです」(函館市民)
一方、北海道根室市では吹雪で視界が真っ白になる中、横断歩道を渡る人も。
低気圧が根室の東海上で発達したため、根室市はお昼ごろをピークに風が強く、最大瞬間風速17.2メートルの強い風を観測しました。
北海道内は、16日の夜から低気圧の影響で荒れた天気となり、特に、日本海側の北部で大雪となっています。
24時間で降った雪の量は、沼田町で44センチ、苫前町で39センチとなっています。
「札幌市内の住宅街です。きのうとは一転、辺り一面雪に覆われています」(阿部空知記者)
札幌は16日の夜から10センチの降雪を観測。
札幌市北区の住宅街では、除雪が入っていない、道幅の狭い道路を車や人が行きかっていました。
「今年はすごい楽だと思っていたんですけど、今朝起きて、びっくりして。また雪来たなという感じ」(札幌市民)
札幌市東区でも、まとまった雪が降り、久しぶりに雪かきをする市民の姿が多く見られました。
「多いですね、久しぶりに降りましたね。予想してたよりは多くはないですけど、これから降るみたいなので。準備しておこうと思いまして。」(札幌市民)
「吹雪くと、うちはたまるので、ふぶいているな~と思って、諦めて雪かきやるしかないなと」(札幌市民)
こちらは、北海道稚内市の吹雪の様子です。ホワイトアウトで、前を走っている車もほとんど見えず、運転するには非常に危険な天気となっています。
一方、十勝地方では、真冬とは思えない異常な光景が…。
吹雪のように視界が悪くなっていますが、空をまっているのは雪ではなく、砂です。
北海道音更町では、17日の朝にかけても全く雪が降らず、畑の砂が強い風にあおられて、舞い上がっていました。
この大荒れの天気で、高速道路は、道央自動車道の旭川鷹栖と滝川の間など2つの区間が吹雪のため通行止めになっています。