「エスタ解体は秋ごろ…」2025年の北海道どうなる? キーマンたちに聞く【新幹線】【再開発】【ラピダス】【GX】【参院選】

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 2025年の始まり。根室市の納沙布岬では、初日の出を見ようと多くの見物客が訪れました。
 正月には珍しい天体ショーも。北海道東部の陸別町にある銀河の森天文台では、「低緯度オーロラ」の撮影に成功。
 一方、北広島市のエスコンフィールド北海道には、期間限定で神社が登場しました。
 「消防車になりたい」
 「家族みんなが健康で元気に1年を過ごせればいいとお願いした」(いずれも北広島市民)
 1月6日からは仕事始めです。札幌証券取引所では、新年最初の取引となる「大発会」。スキージャンプ金メダリストで全日本スキー連盟の原田雅彦会長が鐘を打ち鳴らしました。
 雪に悩まされる地域も。岩見沢市ではバスターミナルもがらんとしています。積雪はすでに126センチと平年の約2倍です。
 「朝起きてアプリで(運休を)知った。(バスを)待つのは疲れます」
 「正直、もううんざりしている」(岩見沢市民)
 道幅が狭くなり、全てのバス路線が運休または区間運休し、「仕事始め」の市民を直撃しました。
 札幌も雪が強く降る中での通勤となりました。
 「(正月休みが)割と長かったので憂鬱だ」
 「インフルエンザにかかった人が多くて(集まった親戚の)人数が少なかった。ちょっと寂しい正月でした。仕事始めの気持ちの切り替えは、全然大丈夫です」(いずれも札幌市民)
 北海道のキーマンは、2025年の展望をどう捉えているのでしょうか。
 「デジタル、AIをはじめとした次世代半導体。前に進む、一歩を踏み出す年になる」(鈴木知事)
 鈴木知事は年始の会見で、次世代半導体の量産を目指すラピダスの試作ラインが春にも動き出す節目の年になると話しました。
 秋元札幌市長は、恒例となった新年の漢字を発表。GXを念頭に2025年は「続く」と書きかきました。
 「いつまでも誰もが安心して暮らし続けられるような持続可能な街(を目指す)水素エネルギーの普及を一層推進するための水素ステーションを中央区に設置する」(秋元札幌市長)
 道新グループの新年交礼会。北海道が迎える新たな時代に経済界も期待しています。
 「ラピダスやGXが芽吹いてくる年だと思っています。どう北海道の成長のエンジンにするか、一番の問題・課題だと思います」(道商連 岩田圭剛 会頭)
 JR北海道の綿貫社長です。新幹線の札幌延伸にともなう再開発が進む中、2025年はエスタの解体工事が始まると話しました。
 「(エスタの解体は)秋ぐらいから工事に入っていけるのかなと思ってます。なるべく早く(新幹線の)開業時期は示してほしい。地域の皆さんにとってもまちづくりに関わるので」(JR北海道 綿貫泰之社長)
一方、2024年11月に発生したJR貨物の脱線事故を受け安全への決意も。
 「安全面はしっかり気を引き締めて、取り得る対応を追加しながらやっていきたい」(綿貫社長)
 また2025年は参院選も控えています。出馬表明をしている現職はすでに臨戦態勢です。
 「パーティー券の不記載の問題はお叱りを受け、反省しました。政権、政治的な安定は重要なので、夏の参院選は非常に重要だと思っています」(自民党 高橋はるみ 参院議員)
 「北海道のためにどういうことができるのか、真剣に皆さんと一緒に取り組んで7月の選挙に向かっていきたい」(自民党 岩本剛人 参院議員)
 「野党で2議席確保をできるように、賃上げも大事だが、企業が賃上げできるようにするのが大事。北海道の景気や経済が上向きになるよう頑張っていきたい」(立憲民主党 勝部賢志 参院議員)