灯油などを積んだタンカーが北海道函館市の沿岸で座礁した事故で、タンカーから燃料が漏れていることが分かりました。
「座礁したタンカーは波の影響か、きのうとは位置が少し変わっています。そして周りには油の臭いが漂っています」(佐藤健カメラマン)
浜辺の石に付いた油膜。
1月8日午前5時45分ごろ、函館市の恵山岬の沿岸で座礁しているタンカー「さんわ丸」から、「燃料タンクが破損し、重油が流出した」と函館海保に連絡がありました。
積み荷の灯油などは流出していません。
「(ここは)ウニやアワビやコンブが取れる良い場所だ。大変だ、これ」(漁業者)
「さんわ丸」は、船体が右に約5度傾いていて、函館海保は乗員11人のうち7人を救助しました。
一方で、「さんわ丸」を沖に引き出す作業は進んでいません。