ガザで子どもたちの飢餓が深刻化 栄養失調は5人に1人

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朝日新聞社

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パレスチナ自治区ガザで食料不足による飢餓が急速に深刻化している。ガザ当局によると、2023年10月の戦闘開始以降、飢餓などで127人が死亡し、約7割を子どもが占める。今月22~26日だけで少なくとも39人が餓死した。イスラエルがガザへの支援物資の搬入を制限するなか、国連や国際援助団体は「人為的な危機」と強く非難している。
ガザ北部ガザ市の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の避難用シェルター。壊れた建材やプラスチックシートで囲まれたテントが並ぶ中、ハディヤ・サバフさん(16)が、生後7カ月の娘ジェニンちゃんを胸に抱えていた。UNRWAのスタッフが、ジェニンちゃんの上腕に測定バンドを巻くと、目盛りは「危険域」とされる11.5センチを下回っていた。