被告「咳をして気を失ったことが原因」車で病院に突っ込み2人が死亡 裁判を傍聴した遺族「説明もあやふやではっきりしない。最大限の処分を」

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MBSニュース

 車で病院に突っ込み2人が死亡した事件。男は「咳をして気を失った」と述べました。
 起訴状などによりますと、呉昌樹被告(73)は去年3月、大阪市生野区で乗用車を運転中に病院に突っ込み、黒田シマ子さん(当時86)と口池邦子さん(当時75)をはねて死亡させた罪に問われています。
 これまでの裁判で呉被告は事故を起こしたことは認めつつ、「過失はない」などと無罪を主張。
 12月12日の被告人質問で事故の原因について「痰が絡んで、咳をして気を失ったことが原因だ」と述べました。また、「3年くらい前に家で1、2回くらい気を失ったことがあったと思う」としたうえで、運転をやめなかった理由は「たまたまだと思った」と答えました。傍聴した遺族は…
 (事故で妻を亡くした男性 70代)「きょうの被告人の説明もちょっとあやふやで、はっきりしないところがありますので、法律に基づいて最大限の処分をお願いしたい」