慶應三田祭で「ロボット屋台」 ペッパーが料理を仕上げ!

視聴回数47,515

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
朝日新聞社

bouncy / バウンシー

慶應義塾大学の文化祭「三田祭」が、2010年11月21日〜24日に開催されました。そこで、ヒトとロボットが一緒に働く屋台「ロボット屋台」を出店しました。提供するメニューは、小籠包とヴィーガン担々麺。大学院の同期10人と、ロボット2体のチームで出店しました。
人間とロボットが共同作業
ヒトとロボットの役割は、人間が注文、会計、調理をして、ロボットが最後の仕上げの調味料(コショウ)を振るというもの。ロボットが「ペッパー、ペッパー、おいしくなぁれ!」と言いながら、コショウを振ります。三田祭期間中は雨でしたが、ヒトもロボットも、まる4日間雨にも負けず働きました。
私たちの大学院では、分野にとらわれず、それぞれが自分の専門を持って研究しています。今回の「ロボット屋台」は、そんな自身の研究を社会に出す場になればと思い、企画しました。
メンバーは全員自分の研究課題を持っており、ヒトとロボットの共生を研究する私以外にも、販売したビーガン担々麺を研究開発している学生、空間デザインを担当した美大出身の学生、小籠包を蒸し焼きにするための蓋を工作した学生、会計システムを作った学生と、それぞれの得意分野を生かして企画に関わっています。
私たちには、「大学の中だけでなく社会に研究成果を出していく」というミッションがあり、その舞台の1つとして三田祭に挑戦しました。
・ ・ ・
同大学院の学生には三田祭の模擬店に出店した人がいなかったため、どんな雰囲気なのか、何人来るのか、何食売れるのかなど、分からないことだらけでした。
雨の中、売り上げも伸びずに苦しんでいましたが、最後の最後でなんとか黒字!(113円の黒字!!) 打ち上げなどで売り上げ金をパーっと使うことはできませんでしたが、自らの糧となる4日間でした。