阪神淡路大震災を伝え続ける俳優・妹尾和夫 被災者と向き合い30年

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関西を中心に活躍する俳優の妹尾和夫(73)。2023年には連続テレビ小説「ブギウギ」で主人公一家のかかりつけの医者「熱々先生」を演じるなどし、俳優のほかラジオパーソナリティーとして現在も精力的に活躍の場を広げている。そんな妹尾だが、30年前の阪神・淡路大震災時には、発災直後から夕方のワイド番組でレポーターとして被災地の現状を約1年にわたり伝え続け、その後は「ネットワーク1・17」という震災・防災ラジオ番組で12年にわたりパーソナリティーを務めた。そんな妹尾が「自分の仕事観が変わった」という30年前を振り返る。
大阪のテレビ局・毎日放送から「明日の朝から夕方の情報番組で被災地を取材してくれないか」と連絡が来た。
 妹尾はその依頼を受け、同年1月19日午前4時半に同局へ向かい、ロケバスで神戸市中央区の東遊園地へ向かった。
担当することになったテレビ番組は、当時同局の夕方に放送されていた情報番組 「宵街5」。その日の朝から撮影したものをバイク便に乗せて運び、夕方の生放送番組の中の10分ほど流すというものだった。タイトルは「妹尾和夫・街を歩く」だった。