リメイクの効果は?野球のグローブ再生でつなぐ未来…井上貴博アナが取材

視聴回数728,713

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
TBS NEWS DIG Powered by JNN

TBS NEWS DIG Powered by JNN

スポーツへの思いをつなぐ。私たちが注目したのは、野球のグローブです。グローブの「再生」がつなぐ未来を取材しました。
■毎年100万個ものグローブが流通 グローブ価格高騰とグローブの再生への思い
人気スポーツの一つ野球。日本の競技人口はおよそ500万人。毎年100万個ものグローブが流通するといわれています。
あなたのグローブ、多少傷んでしまっていても、まだまだ使える方法があることを、ご存じですか?
今回の内容は、「野球のグローブとSDG’s」
野球グローブ再生工房 Re-Birthの
代表・米沢谷(よねざわや)さん。高校時代は秋田県の名門・秋田商業で甲子園に出場するなど野球に情熱を注いできました。
Re-Birth代表・米沢谷さん:
「使い古されて眠っていたり。ご自宅に置かれたままとか。ガレージに置いたままプレーしていないグローブが、(日本に)500万個くらいあります。私たちの技術でリメイクして、次のプレイヤーにつないでいく」
現在、新品の硬式用グローブの価格はなんとおよそ6万円。材料費や職人の人件費の高騰により20年前の1.8倍もするんです。
値上がりに保護者は
球児の保護者:
「6万5000円くらいのこれが欲しいと言われると、買ってあげたいという気持ちはあるんですけど。やっぱり高いですよね」
Re-Birth代表・米沢谷さん:
「経済的な負担で(フレーが)難しいプレイヤーや家庭があるということで、野球を始められないとか続けられないという声を聞く機会が非常に多くなってきた。私たちの技術があれば、再生グローブであれば、大体、2,3万円で硬式用も提供できます」
■職人の手で、大切なグローブをリメイク
目黒西シニアに所属する、土屋佳一朗くん。5年近く使用しているグローブをリメイクすることにしました。
職人さん(大木 賢さん)が佳一朗くんの大切なグローブを蘇らせてくれます。
全て手作業で行い、手際よく直していきます。
作業は2日で完成。細かい所まできれいに仕上がりました(料金27800円)。
グローブを受け取りに来た佳一朗くん。さっそくお父さんとキャッチボール。
使ってみてどうですか?
佳一朗くん
「最高だ。最高。しっかりとボールが入ってくれて捕りやすいです。このグローブが壊れるまでずっと使ってノーエラーで試合に挑みたいと思います」
父・公彦さん
「思い入れのあるグローブこそ大事に使ってもらいたい。世代を超えて、わたしから息子。息子から息子の子ども。それからさらに繋げられるようにグローブを大事にしてもらいたいですね」
Re-Birth代表・米沢谷さん:
「改めてリメイクで楽しみを感じていただきたい。グローブが変化することによって、またちょっとキャッチボールやろうかなとか、草野球再開しようかなとかというきっかけになれば非常に嬉しい」
■井上キャスターのグローブをリメイク
井上キャスターが、およそ30年使用している。グローブもリメイクして頂くことに。
井上キャスターのグローブはどのようにリメイクされたのでしょうか。
リメイクすることで、親子2代、3代とグローブも思いも繋がっていきます。
Re-Birth代表・米沢谷さん:
「使い込まれたグローブをお預かりして、これを再生して次のプレーに繋いでいったり、また長く使えるようにサポートさせていただくことで地球環境にやさしい野球界を作っていけるんじゃないかなと考えております」