視聴回数1,449,947回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2025年分(1月1日時点)の路線価を発表した。全国の平均変動率は前年比2・7%増で、4年連続の上昇。現在の計算方法となった10年以降で最大の伸び幅となり、2年連続で更新した。インバウンド(訪日客)需要や駅周辺の開発が地価の上昇を後押しした一方、一部の地方では下落傾向が続いた。
東京・銀座で書画用品やはがきを取り扱う「鳩居堂」前にある銀座中央通りの2025年分路線価は4808万円で、40年連続日本一となった。はがき1枚分の広さに換算すると約71万2千円。バブル景気を受けて3650万円を記録した1992年と比べて、31・7%増となった。鳩居堂前の路線価は92年以降に急落し、97年には1136万円を記録。その後は08年のリーマン・ショックや20年からの新型コロナウイルス禍の影響で一時下落した時期があったものの、今年は3年連続で上昇した。