大阪に夏の訪れを告げる「愛染(あいぜん)まつり」が30日、大阪市天王寺区の寺院「愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)」で始まった。7月2日まで。浴衣姿の愛染娘が、造花などがあしらわれた「宝恵(ほえ)かご」に乗り込み、「あいぜんさんじゃ」「商売繁盛」と声をかけ合いながらパレードを行った。
愛染娘8人を含む行列は正午ごろ、JR天王寺駅前の公園を出発。炎天下、宝恵かご4台に代わる代わる乗り、多くの見物客に手を振りながら、愛染堂までの約1・2キロを進んだ。パレードの後には境内で宝恵かごを持ち上げる「かご上げ」もあった。