岐阜県中津川市の中央自動車道下り線の恵那山トンネルで逆走車が軽乗用車と正面衝突した事故で、岐阜県警は27日、逆走車を運転していた無職男性(99)=長野県阿南町=を立ち会わせて現場を実況見分した。下り線の飯田山本インターチェンジ(IC、長野県飯田市)―中津川IC(中津川市)を2時間通行止めにし、事故当時の状況を確認した。 近隣住民によると、男性は耳が遠く、田畑が広がる山間で1人で暮らしていた。 県警によると、事故は11日午後1時ごろ発生。男性の車は園原IC(長野県阿智村)から名古屋方面に走行し、トンネルの岐阜側出口付近のチェーン脱着場でUターンして長野方面に約3・7キロ逆走、軽乗用車と正面衝突した。軽乗用車の40代男性=名古屋市=が重傷を負った。