「日本一危険な動物園」別の違法状態発覚…事実上の“閉園命令”検討で揺れる『ノースサファリサッポロ』―国道沿いに違法看板 2006年から8回指導も 「道が分かりにくい」と応じず 北海道札幌市

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 無許可で飼育小屋などを建設したとして、札幌市が事実上の閉園命令を検討している札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」が、国道沿いに違法に看板を設置していることが分かりました。
 「道路沿いに看板が設置されています」(増澤勉カメラマン)
 札幌市南区の国道230号線沿いに、動物を描いた道案内の看板。これは違法に設置されたものでした。
 かわいいライオンの赤ちゃんに、大きな口を開けてエサに食いつくトラ。
 動物とすぐ近くで触れ合えることから、市民や観光客に人気の札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」。
 2005年のオープン以来、約150種類の動物を飼育してきました。
 ところがいま、閉園の危機に。
 「建物撤去命令が報道される中、インバウンドを中心に客が訪れています」(林幹夫ディレクター)
 園がある場所は、開発が制限される「市街化調整区域」。
 建物の建設に必要な許可を得ずに営業を続け、市が都市計画法に基づき、建物の撤去を命じる「除却命令」を検討しています。
 「それで20年間やってこられたんだ」「動物がかわいそう」(来場者)
 事実上の閉園命令となりかねないなか、新たな問題が。
 園が動物園近くの国道沿い5か所に、違法に看板を設置していたことが新たに分かりました。