札幌大学 ウクライナ侵攻「嫌がらせ」懸念で「ロシア文学展」"無期限延期"判断…企画した教授は疑問呈す

UHB北海道文化放送

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ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、札幌市内の大学が「嫌がらせのおそれがある」として、開催予定だったロシア文学の展示会を無期限で延期したことが分かりました。
 札幌大学は3月11日から「疫病とロシア文学」と題して、ロシア文学による感染症の描き方を紹介するパネル展を、札幌市内の書店で開催する予定でした。
 しかし、大学側はロシアによるウクライナ侵攻が続く中で、イベントへの嫌がらせなどが懸念され、参加者らの安全を確保するためとして、開催を無期限で延期することを決めました。
 一方で、パネル展を企画した教授は対応に疑問を呈しています。
 イベント企画した 札幌大学 岩本 和久教授:「ロシアについてなにか語ることが、今は好ましくない、という発想が好ましくない」
 大学側は、今後の情勢を見てパネル展開催の判断をしていきたいとしています。