JR貨物の車両の組み立て作業で560以上のデータ改ざんがあったことが明らかになりました。9月11日にも国土交通省が北海道室蘭市の車両所などで立ち入り検査します。
JR貨物によりますと、車輪と車軸からなる「輪軸」の組み立て作業でデータの改ざんがありました。最大10%ほどの圧力超過がありました。
不正があったのは室蘭市の輪西車両所、神奈川県、広島県の合わせて3つの車両所で組み立てられた機関車4両、貨物列車560両です。
緊急検査を終えるまで不正車両は運行せず、輸送能力が1割ほど、低下する見通しです。
国土交通省は9月11日にも各地の車両所に立ち入り調査します。
不正は2024年7月、山口県で起きた貨物列車の脱線事故後、社員からの申告で、発覚しました。