新しくなった三連水車、回り始める 福岡・朝倉、5年ごとの更新完了

朝日新聞社

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 江戸時代からある日本最古級の現役水車、福岡県朝倉市の「三連水車」が17日、回り始めた。5年ごとの造り替えを終え、勢いよく川の水をくみあげては一帯の田んぼを潤している。
 1789年にできた国指定史跡。農家約1千戸でつくる山田堰土地改良区が運営する。木製のため5年ごとに造り替えてきたが、木材高騰や水車大工の体調悪化で一時は存続が危ぶまれた。窮状を知った市が補助金を増やし、技を継ぐ若手大工も登場。無事に132個のひしゃくなどを造り替えた。