難病の医師のそばで働く犬 後輩犬は子どもの病院で働くため訓練中

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 大阪府泉佐野市の佐野記念病院。整形外科医の中村薫さん(68)が診察する部屋に、犬が寝そべっている。
 ラブラドルレトリバーの「ジュリエット」。メスの5歳。
 部屋のドアには、「ほじょ犬」と記したステッカーが貼ってあった。
 ジュリエットは、介助犬だ。中村さんは難病を患い、歩行などが難しい。このため、盲導犬・介助犬・聴導犬を育成している「日本補助犬協会」(横浜市)からやってきたジュリエットと、2023年3月から一緒に過ごしている。
 ジュリエットは、中村さんが電動車いすに乗って移動する横を歩き、診察している最中はそばで付き添う。
 患者のそばにただいるだけで患者の力となり治療を支える「ファシリティドッグ」。日本にはまだ4頭しかいません。
 その「ファシリティドッグ」の候補犬が社会医療法人「栄公(えいこう)会」の施設で訓練中です。