「本来の選挙に戻って正しいことを」兵庫県知事選めぐり“公平性に問題あった” 県の選管が総務省に法整備など求める要望書 立花孝志氏が『応援』表明して立候補するなど異例の事態

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MBSニュース

 去年の兵庫県知事選挙で「公平性に問題があった」。県の選挙管理委員会が総務省に法整備などを要望しました。
 斎藤元彦知事が再選した兵庫県知事選では、立花孝志氏が斎藤知事の応援を表明して立候補するなど異例の事態が起きました。公職選挙法で、ほかの候補者を応援するための立候補は制限されていませんが、「斎藤氏の運動が実質的に2馬力になっていた」との指摘も相次いでいます。
 こうしたなか、県の選管は1月17日午後、公平性の観点で問題があったとして、総務省に法整備や助言を求める要望書を提出しました。
 選管によりますと、立花氏が代表を務める政治団体「NHKから国民を守る党」が、告示1週間前に候補者を10人擁立すると表明し、急きょポスター掲示板の増設を迫られたものの、告示2日前に擁立の取りやめを知らされ、掲示板の数を元に戻すなどの混乱もあったということです。
 (兵庫県選挙管理委員会 永田秀一委員長)「とにかく、もう一度本来の選挙に戻って正しいことをやっていく。そういう選挙を、ぜひ国としてもやっていただきたいと。こういうことを要望しました」