生まれも育ちも違うのにそっくりな動物【どうぶつトリビア】

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特徴的な見た目をしているヒョウ。「ヒョウ柄」と聞けばすぐにピンときますよね。そんなヒョウにそっくりな動物がいることをご存じですか?
それは「ジャガー」。ヒョウと同じネコ科の動物ですが、ヒョウはアフリカ~アジア、ジャガーは南米で、現在の生息地は遠く離れており、これまで地理的に交わったことはありません。にもかかわらず、あの特徴的な柄や体格などの姿かたちも、違いがわからないほどそっくり。
それどころか、それぞれの突然変異種である「黒ヒョウ」と「黒ジャガー」までそっくり。しかも、黒ヒョウが生まれる確率は全体の約6%とされますが、黒ジャガーが生まれる確率も同じなのだそう。
ここまでそっくりだとまるで生き別れた双子のようですが、全くもって別の動物です。もしヒョウとジャガーが出会ってしまったら、あまりに似すぎていてお互い驚くに違いありませんね。
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」監修。