「東京」明治初期は別の漢字だった?

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漢字にまつわるトリビアを、美しい書道とともに見て楽しむ「漢字トリビア」。
「江戸」から「東京」に改称され、「東京府」が開設されたのは明治元年(1868年)。2018年で150年を迎えます。
実は明治初期には、別の漢字もよく使われていたとか。その字とは「東亰」。「京」の字に一本線が多いですね。これは「京」の異体字で、隷書体で書くとこの形になるそうです。
今でも古い看板などに、この字が残っていることもあるとか。激動の時代の変化を今に伝える痕跡、と言えるかもしれません。
■書道:鈴木曉昇(すずき・ぎょうしょう)氏
伝統書法を基軸とした書道家。 全日本書道連盟・正会員、産経国際書会・評議員・審査会員等に所属。
テレビドラマなどの書道指導、書状などの書道美術品、書道小道具を制作。
シダックスアカデミー書道講師、鈴木曉昇書芸教室主宰。
■監修:円満字二郎(えんまんじ・じろう)氏
1967年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。現在は、フリーのライター兼編集者。著書に、『漢字ときあかし辞典』(研究社)、『漢和辞典的に申しますと。』(文春文庫)などがある。