寺から盗まれ韓国へ運ばれた仏像、12年経過して返還へ 長崎・対馬

共同通信社

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韓国政府は24日、長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国へ渡った県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」の返還手続きを行った。観音寺の田中節孝前住職(78)が立ち会い、像を保管してきた中部大田の国立文化遺産研究院で実施。観音寺は引き渡された仏像を韓国の浮石寺(忠清南道・瑞山)に貸与した。「法要」実施後の今年5月中に観音寺に戻る予定だ。日韓関係に悪影響を及ぼしてきた問題は盗難から約12年を経て解決の見通しとなった。