羽田空港ターミナルビルを運営する日本空港ビルデング(東京)は9日、横田信秋(よこた・のぶあき)社長(73)と鷹城勲(たかしろ・いさお)会長(81)が同日付で辞任したと明らかにした。関係者によると、子会社が古賀誠・自民党元幹事長の長男の会社に利益供与していた問題の引責という。関係者によると、空港ビル社の子会社「ビッグウイング」は、古賀氏の長男が代表を務めるコンサルティング会社「アネスト」に対し、ビル内にマッサージチェアを設置する業務の委託費などとして、総額約2億円の利益供与をしたとの疑惑が浮上し、空港ビル社側が調査していた。