最大震度6弱の地震が発生した鹿児島県十島村(としまむら)のトカラ列島・悪石島(あくせきじま)で、避難を希望する住民を乗せた村営フェリーが6日朝、鹿児島市に向かった。島外避難の第2陣で、2日に震度5弱を観測した小宝島(こだからじま)も初めて対象となり、村によると、両島から計46人が乗船した。6日夕に到着する見込みで、1週間程度の避難が想定されている。
悪石島では3日に震度6弱、5日に同5強を観測。4日に13人が避難したのに続き、6日は31人が鹿児島市に向かった。小中学生は全て島を離れ、約20人が島で生活を続けている。悪石島の南西約40キロに位置する小宝島からは15人が避難に加わり、約40人が島に残った。