琵琶湖のビワマス、命のジャンプ 産卵のため河川を遡上、滋賀

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琵琶湖固有種でサケの仲間ビワマスが産卵のため、滋賀県北部の河川に遡上(そじょう)している。赤みがかった婚姻色をまとい、上流に向けて懸命にジャンプ。ビワマスはふ化した後、琵琶湖で数年かけて成長、秋から冬に生まれた川に遡上し、産卵後に一生を終える。大雨で増水した川をさかのぼることから地元では「アメノウオ(雨の魚)」とも呼ばれ、前日に雨が降った14日には多くの姿が見られた。県水産試験場によると12月ごろまで産卵するという。