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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 “令和”初の漫才日本一を決める『M-1グランプリ2019』を制した、お笑いコンビのミルクボーイ(内海崇、駒場孝)が17日、東京・神保町花月でNSC(吉本総合芸能学院)の現役生に対して特別授業を行った。冒頭で、内海は「まずは、僕らがNSCに行ってないということだけは言っておきたいです(笑)。けっこう集まっていただいていますから、真剣に答えていきたいと思います」と笑いを交えて呼びかけた。
優勝後の変化について、内海は「一夜にしてすべてが変わった。僕ら、人気が全くなかったんですけど、劇場で『ミルクボーイ』文字が出ただけでうわーってなりますね。『なんやねんこれ、ウソやろ』って思っていますね。僕らはまったく変わってないんですけど、見方が変わった」としみじみ。ネタ合わせの時間を少しでも増やそうと、2人で同じバイトに入っていたそうだが「合間にネタの話もできるかなと思ったんやけど、すごく厳しいところで『私語厳禁』って書かれていた」と笑顔を見せた。
今の漫才のスタイルが確立された経緯については「いったりきたり漫才みたいなのは、大学の落研で出会って、オーディションから吉本所属になったんですけど、その時からありました。面白いなと思っていたんですけど、ネタも尽きて一時期やめていたんです。でも、先輩から『あれ、面白いのにやめたの?』って言われて、ブラッシュアップして。『おかんが忘れた』って言い始めたのは、2018年からですね。だから、おかん入ってトリオになったのは2年目、『M-1』は(エントリー資格が結成15年以内だから)あと13回出られる」と笑わせた。
結成以来、順調に歩みを進めていたかに見えた2人だったが、『M-1』が一旦終了した2010年頃に変化を迎えたと内海が明かす。「そこから5年間サボったのよ。お笑いを真面目にやってなくて、目標を失ってしまった。今思えば、その時は漫才やネタだけやったらダメで、ほかにも特技とか持っていたらテレビとか出られるよっていう風潮になっていた。だから、僕はお好み焼き検定の資格を取ったり、駒場はそうじ検定取ったりして(笑)」。駒場も「最後はポールダンスにいきついて(笑)。フックをいかに多くするかっていう時代だった」と語った。
駒場は、そこから奮起したきっかけについて「海原やすよともこさんの番組に出させてもらうようになって、漫才の話を2人がずっとしてくれて。その中で『ミルクボーイ、昔は面白いって聞いていたけど、最近あんまりやってないらしいね』ってポンと言ってくれて、怒る感じじゃなくて核心をついてくれて。『そこからやり直さな』ってなった」と回顧。内海も「その5年がなかったら、もっと早く売れていたかもしれないけど、角刈りにしてダブルのスーツ着てなかった(笑)。若い女の子にワーキャー言われたいと思っていたので、理想像とは違うんですけど、この13年があったから、今の形になった」と感慨深げに明かした。