【謹慎芸人復帰】くまだまさし、舞台で深々と謝罪 観客への感謝も「反省の心忘れず」

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 反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、いわゆる「闇営業」問題で、謹慎処分を受けた芸人11人が、きょう19日をもって処分が解除された。新宿・ルミネtheよしもとで行われた『夏休み大ネタ祭12時の部』で2700が復帰したのに続き、『14時の部』ではピン芸人のくまだまさし(46)がステージに立った。
 くまだは宴会芸一筋を貫く芸人。白いタンクトップがトレードマークで、ナンセンスな宴会芸を連発する。『エンタの神様』(日本テレビ)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)などショートネタブームで人気に火が着いた。
 この日のくまだは、おなじみのサングラス姿で登場。大歓声で迎えられ「ちょっとあったか過ぎて逆にやりづらくなってきました」と正直に打ち明けつつ「くーまだまさしーのお笑いコーナー」とつかみネタを披露した。
 そして、「きょうから謹慎が明けまして、頑張っていきたいと思っております。まだまだ若手の23年目のくまだまさしです」と自己紹介。続けて真剣な表情になり「みなさま、今回は一連の件におきまして、世間のみなさま、関係者のみなさまに大変、ご迷惑をおかけしました。そして何よりも一番は詐欺被害に遭われた方で、この件で不快に思われた方がいらっしゃいましたら謝らせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と深々と一礼した。
 謹慎は解けたが「これから先、自分のできる限り啓蒙活動をしていきたい。とにかく、ずっと反省の心、気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたい」と誓うと「来ていただけるお客様、世間のみなさまに1回でも笑っていただけるように、信頼していただけるように頑張りたい。おこがましいですけど、こんな僕ですけど、応援の方、よろしくお願いいたします」と再度頭を下げ、ファンからは温かい拍手が送られた。
 続けて本ネタに入ろうとしたが「空気を変えるために、もう1回出てきます」と異例の再入場。音響や照明のスタッフも協力し、出囃子がなる中、くまだが出てくると大きな拍手が送られた。「本当に温かい」とファンに感謝し「はっきり言わさせていただきます。きょうのネタ、謹慎前と同じネタでございます」と宣言して、大爆笑させた。
 口からくわえたクラッカーをお尻から出すネタなど、おなじみのレパートリーを披露。ただ、鼻で膨らせた風船の空気でリコーダーを吹くというネタでは、まさかの音程ミス。さらに、普段以上にむせまくり「久々だったんで…」とぜぇぜぇしていた。
 宴会芸のオンパレードで観客は大満足。出番を終えると、くまだは「これからも、こんな私くまだまさしと吉本興業を、これからも応援の方、よろしくお願いします!」とステージ上から3方に向かって礼をし、舞台を後にした。
 吉本興業は9日に謹慎処分となっている11人の芸人について、8月19日をもって謹慎処分を解き、復帰することを正式に発表。「11名は謹慎処分以降、それぞれが今回の件を重大な問題として捉え猛省し、7月末からは、自らの意思により社会貢献活動を行ってまいりました」とし「11名は活動再開後も被害防止の為の啓蒙活動等の社会貢献活動を行っていく所存です」と伝えていた。
 8日には一連の騒動を受けて設置した『経営アドバイザリー委員会』の第1回会合を行い、マネジメントやスケジュール管理、ギャラ交渉などをタレントが自ら行う「専属エージェント契約」を導入することも発表している。
■残る芸人の復帰スケジュールは以下の通り
8月19日、ルミネtheよしもと:スリムクラブ、ムーディ勝山、ディエゴ(ストロベビー)
8月20日、ルミネtheよしもと:福島善成(ガリットチュウ/41)
8月22日、よしもと幕張イオンモール劇場:木村卓寛(天津/43)
8月24日、よしもと幕張イオンモール劇場:パンチ浜崎(ザ・パンチ/38)、ルミネtheよしもと:レイザーラモンHG(レイザーラモン/43)