羽生結弦、「大切に演技していきたい」3.11に故郷・宮城でアイスショー『notte stellata』開催

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プロフィギュアスケーターの羽生結弦が、2011年3月11日に起きた東日本大震災から12年目を迎える今年3月、故郷の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)で開催されるアイスショーに出演する。
 ショーのタイトルは『羽生結弦 notte stellata』。「notte stellata」は、イタリア語で「満天の星」を意味する。東日本大震災が起きた夜、宮城・仙台市にいた羽生は家族と避難所に向かった。崩れた建物や、破裂した水道管で水浸しになった道路を歩きながらふと空を見上げると、停電の暗闇に美しい星空が広がっていたという。絶望感を抱いていた中で見た美しい満天の星に、彼は希望の光を感じたと振り返る。
『羽生結弦 notte stellata』は、震災の日の満天の星のように、被災地から希望を発信し、少しでも人々が笑顔になれるきっかけになればという思いで制作した。会場で販売するグッズに関しても、防災グッズを中心に展開し、来場者が防災について改めて考えるきっかけになってほしいという願いを込めた。
 出演は羽生に加え、世界で活躍するプロスケーターらが花を添える。