演説に重ねて大音量、「選挙妨害」の批判 規制強化求める声に懸念も

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4月28日投開票の衆院東京15区補選で、特定候補が、他候補の街頭演説中にマイクを使って大音量で話したり、選挙カーを追いかけたりする行為を続け、「選挙妨害だ」と批判された。今回のような行為が続くことは許されないとして、規制強化に向けた動きがある。ただ、法が保障する「選挙の自由」が狭まる事態を懸念する声もある。
 批判されたのは、根本良輔氏(29)を立候補させた政治団体「つばさの党」(黒川敦彦代表)。告示日だった4月16日、駅前で演説する無所属候補の選挙カーのすぐ横に自分たちの車をとめ、無所属候補や応援弁士らの前で、演説に重ねてマイクで「説明しろよ」などと話し続けた。1時間近く続いた。