栃木県の東北自動車道上り線で、4月26日夜、逆走車がほかの車に正面衝突するなどして3人が死亡した事故で、逆走車は約3キロ離れた黒磯板室インターチェンジ(IC)から反対方向に進入した可能性があることが、栃木県警への取材でわかった。
同ICで上り線に入る際は信号機のあるY字の交差点を道なりに右側へ進むが、誤って左折すると上り線から降りてきた車と対向し、逆走することになる。
記者が4月28日に現場を車で通ると「進入禁止」の標識や右側へ誘導する矢印の看板、車線の色分けなどが確認できた。ただ、物理的に左折できないようにする仕組みはなかった。