木造の「大屋根リング」つながる 大阪・関西万博会場

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来年4月に開幕する大阪・関西万博のシンボルとなる世界最大級の木造建築「大屋根リング」の工事が進み、8月21日にぐるりとつながり、1周2キロの円になった。今後、手すりや植え込みなどを施し、来年2月末に完成する予定だ。
 万博会場となる大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)で建設されているリングは、直径675メートル。東京スカイツリー(634メートル)を横にしたくらいの長さだ。高さは内側が12メートル、外側が20メートル。幅が30メートルあり、会場内の通路となるほか、下は日よけや雨宿り、上は展望の場となる。
 円の中は甲子園球場8個分ほどの広さで、参加国のパビリオンが並ぶ。万博会場のデザインプロデューサーの建築家、藤本壮介さんが手がけた。建設費は約344億円を見込む。