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※ 視聴回数は1日1回更新されます。困難を打ち破り、謎を解き明かしながら最終的に宝を手にする。そんな、冒険映画の主人公に憧れたことはないだろうか。今回紹介する「Puzzle Box」は、そんな冒険心をくすぐる、美しい見た目と隠された謎のストーリー性が魅力的な立体パズル。
実在した偉人の伝説とフィクションを組み合わせた、ストーリー仕立ての2種類のパズルをラインナップ。表面に描かれた記号や文字、数字などのヒントをもとに、パーツをスライドさせたり、回転させたりしてパズルを解いていく。
引き込まれる見た目とギミック
美しいデザイン
謎が隠された宝箱の見た目の”それらしさ”は、冒険感を演出するには欠かせない要素。「Puzzle Box」は、木やアクリルなどのパーツが何層にも組み合わされており、古さと新しさを兼ね備えたデザインで、開けてみたくなる独特な雰囲気を醸し出している。
ワクワク感満載のギミック
特定のパーツが回転したり、スライドしたりする仕組みで、箱を開けるためには決められた正しい順番でパズルを解いていく必要がある。けっして力ずくではなく、論理的な思考が必要。表面に描かれた記号や文字などのヒントを頼りにパズルを解いていくと、細かくパーツが外れる仕様。パーツが解かれていくごとに、核心に迫っていくような高揚感が味わえそうだ。
錬金術師になぞらえたストーリーの2つのパズル
紀元前1世紀頃の古代ギリシアや古代エジプトが発祥と言われている錬金術は、科学的な手法を用いて、卑金属から金などの貴金属を作り出そうとする試み。転じてある物質から別の物質を創り出すことを目的にしている。貴金属に変える際の元になる物質を「賢者の石」と呼び、それは人間に不老不死の力を与えるとも信じられていたという。
その錬金術に精通していたと言われている「ニコラ・フラメル」と「アイザック・ニュートン」という、実在した2人の偉人の伝説や偉業をベースに、フィクションを織り交ぜてストーリーが組まれており、リアリティが感じられる作品になっている。
①フラメルと賢者の石
14世紀フランスの錬金術師「ニコラ・フラメル」の伝説がベースとなったパズル。136個のパーツで構成されており、サイズは12×12×11cm。
歴史上、フラメルは錬金術の高等な技術と知識を手に入れ、伝説の物質「賢者の石」の創造に成功したと言う伝説がある。
「フラメルが創った賢者の石の不老不死の力は、完璧ではなかったが数百年寿命を伸ばせた。やがて寿命が訪れたフラメルは、死の直前に賢者の石を小さな箱の中に隠した。そして、その箱が近年発見されたが、今日まで開けられた者はいない」といったストーリー設定だ。
②ニュートンの謎の発明
万有引力の法則を発見し、当時の自然科学の常識を大きく変えた、イギリスの数学者、物理学者、天文学者の「アイザック・ニュートン」の偉業をベースとしたパズル。93個のパーツで構成されており、サイズは12×12×12cm。ある面には「ニュートンのりんごの樹」を彷彿とさせる、りんごの絵が描かれている点がイキである。
「ニュートンは反重力の分野にも取り組んでおり、反重力装置を発明したと主張していたという。しかし、自分の発見が人類に破壊的な影響を及ぼすと知ったニュートンは、作品を隠し、後世にその価値を託すことにした。それから時は流れ、近年、あるオークションでかつてニュートンが所有していたという謎の箱が出品された。彼の秘密の研究に関連する何かが隠されている可能性があるが、その中身はまだ確認されていない」という、重力にちなんだ謎を絡めたストーリー設定だ。
どちらのパズルもヒントのビデオ付き。また、解いた後はリセットできるため、複数人で何度でも繰り返し楽しめそうだ。
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冒険心を掻きたてる、謎に満ちた2つのロマン。今こそ映画の主人公は自分自身。トレジャーハンター気分で謎解きの旅に出かけよう!