港にゆっくり入る白い艦隊…フランス軍艦が沖縄寄港、太平洋への展開は半世紀以上前

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共同通信社

共同通信【速報動画】

フランス海軍が保有する唯一の空母シャルル・ドゴールが太平洋まで展開し、艦隊の一部の護衛艦と補給艦計2隻が13日、沖縄県うるま市の米海軍施設ホワイトビーチに寄港した。フランス空母の太平洋展開は1960年代以来。中国が海洋進出を強めるインド太平洋地域の安定確保に寄与する狙いだ。原子力艦の空母自体は寄港しない。
寄港したのは空母打撃群のフリゲート艦と補給艦「ジャック・シュバリエ」。作戦上の理由から現時点ではフリゲート艦の名前を公表していない。空母の寄港も検討されたが実現しなかった。日本で必要な原子力艦の寄港手続きの複雑さが背景にあるとみられる。
フランス海軍は共同通信に到着時のフリゲート艦内の撮影取材を許可。小雨の降る中、艦長の操縦で13日午前7時に接岸した。続いて補給艦が到着した。
空母打撃群はほかに原子力潜水艦や戦闘機ラファールなどで構成する。今回の任務「クレマンソー25」は地中海、紅海、インド洋を経由し、太平洋まで航行。フランス大使館によると、今月8日からフィリピン海で米海軍、海上自衛隊との合同訓練「パシフィック・ステラー」に参加している。