万博イスラエル館に古代の1・5トンの「石」…パレスチナが反発「占領地からの文化財輸出で、国際条約に違反」

共同通信社

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大阪・関西万博に参加するイスラエルが23日、開館式を開いた。イスラエルの展示品をめぐっては、パレスチナが反発している。イスラエルがブースを置く共同館「コモンズC」で開いた式典では、ユダヤ教の儀式やテープカットが行われた。展示の目玉は、古代のユダヤ人王朝がエルサレムに築いた塔の一部とされる重さ約1・5トンの建築石で、エルサレムから空輸した。パレスチナ側は、エルサレムはイスラエル占領下にあるとし、展示は占領地からの文化財輸出を禁じる国際条約に違反するとして抗議している。