羽田空港で日航と海上保安庁の航空機が衝突した事故から2カ月となった2日、第3管区海上保安本部(横浜)が死亡した海保機の乗員5人の3管本部葬を東京都内で開いた。幹部は5人の人柄を「優しさと使命感、責任感を併せ持つ保安官のかがみ」と振り返り、死を悼んだ。会場では祭壇に副機長だった田原信幸さん=当時(41)=ら5人の遺影が掲げられ、遺族や海保職員ら約300人が黙とうをささげた。葬儀後、遺族らは海保職員に付き添われ、事故現場の滑走路付近に向かった。献花台に花を手向け、事故の発生時刻にあわせて黙とうした。