韓国軍合同参謀本部は31日、北朝鮮が同日午前7時10分ごろ、首都平壌付近から長距離弾道ミサイル1発を日本海に向け、高角度のロフテッド軌道で発射したと明らかにした。米政府は大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと断定した。中谷元・防衛相によると、約千キロ飛行し北海道奥尻島西方の排他的経済水域(EEZ)外に落下した。最高高度は推定で約7千キロ超。飛行時間は約1時間26分と過去最長で、中谷氏は「新型ミサイルの可能性がある」と述べた。林芳正官房長官は同日の記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し「国際社会全体への緊張をエスカレートさせる暴挙だ。地域や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と述べた。