ニセ電話詐欺　福岡県内で１億円以上の被害が相次ぐ

北九州市小倉南区に住む６０歳の男性が、１億１８８０万円をだまし取られるニセ電話詐欺事件がありました。今年、福岡県内でのニセ電話詐欺の被害額として最も高額ということです。
警察によりますと、１１月２８日、小倉南区の無職の男性（６０）の自宅に、警察官を名乗る男から電話がありました。
男は、男性（６０）に「あなたを連続強盗事件の主犯格として捜査している」と言って、「主犯格でないなら、証明として資産を全て振り込んで欲しい」と指示したということです。
男性は、指定された口座に今月２日から１２回にわたり、合わせて１億１８８０万円を振り込み、だまし取られたとみられています。
不審に思った金融機関が警察に通報し、事件が発覚しました。
また、宮若市の会社役員の男性（６０）は、２０日までにＳＮＳの投資詐欺で１億２７４万円あまりをだまし取られました。
警察は「電話でお金の話はすべて詐欺」と、注意を呼びかけています。