スルメイカ“待望の初水揚げ”だったが…漁獲量345キロと低水準「取れたうちに入らない。燃料代にならない」漁業者から不安の声〈北海道函館市〉

UHB北海道文化放送

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 今季最初の漁で水揚げがなく、異例の状態となっていた北海道南部のスルメイカ漁。
 6月8日に再び漁に出た船が戻り、初水揚げされました。
 「この間よりはいたが、それでも全然少ない」「取れたうちには全然入らない。魚体が小さい」「燃料代にはならないな」(いずれも漁業者)
 解禁初日、水揚げゼロに終わった道南のスルメイカ漁。
 
 その後漁を見合わせていた漁船10隻が8日に出漁し、初水揚げは約345キロとなりました。
 去年より増えたものの低い水準にとどまり、漁業者からは不安の声が聞かれました。
 例年より1週間遅れとなった9日朝の初競りでは、1キロ当たり最高で8300円のご祝儀価格が付きました。