【国内初】長射程『88式地対艦ミサイル』実射訓練_海上の標的船に向けて実習弾2発を発射_中国の海洋進出など念頭に抑止力強化へ~訓練中止訴える抗議活動も〈北海道新ひだか町〉

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 陸上自衛隊は6月24日から、国内初となる地上から艦艇を射撃する地対艦ミサイルの実射訓練を北海道日高地方の新ひだか町で行っています。
 「あちらの海上に向けてミサイルが発射されます」(阿部空知記者)
 陸上自衛隊は24日から29日まで、「88式地対艦ミサイル」の実射訓練を新ひだか町の静内対空射撃場で行っています。
 長射程ミサイルの実射訓練は国内初で、南西の海上にある標的船に向けて実習弾2発を発射します。
 中国による海洋進出などを念頭に、国内訓練を行うことで抑止力強化につなげたい考えです。
 一方、町内では一部の市民団体が訓練中止を訴えて現地で抗議活動を行っています。
 市民団体が見守る中、正午過ぎに1発目が発射されました。