札幌市西区で2023年11月、不正改造した軽乗用車のタイヤが外れ、4歳の女の子に直撃した事故。いまも女の子は意識不明です。
1月16日の初公判で男2人は起訴内容を認めました。
「いつも明るくておしゃべりが好きな家族のムードメーカーでした」
父親が語る、元気だった頃の娘の姿。
娘は突然理不尽な事故に巻き込まれました。
2023年11月、札幌市西区で走行中の軽乗用車のタイヤが外れ、当時4歳の女の子に直撃した事故。
女の子は、いまも意識が戻っていません。
この車は違法に改造されていました。
運転していた若本豊嗣被告(51)と車を所有する田中正満被告(51)は、違法に車を改造した道路運送車両法違反の罪に問われています。
若本被告はタイヤの部品が緩んでいたことに気づかないまま運転し、女の子にタイヤを直撃させ、ケガを負わせた過失運転致傷の罪にも問われています。
1月16日の初公判で2人は「間違いないです」と起訴内容を認めました。
現場近くの防犯カメラには事故の前、若本被告が車を確認している様子が。
検察側は異常を感じていたものの、ナットが緩んでいたとは気づかずに、54キロから68キロのスピードで走行し、事故を起こしたと指摘しました。
父親は安全に対する意識が欠けていると憤ります。
「車に異常を感じていたにも関わらず幼稚園や小学校が並ぶ下り坂を運転していた。安全に対する意識が欠けていた結果、この事故を招いた」(父親)
次回の裁判は2月17日の予定です。